MDOI2015とCTM現象

このような会を行いました.この会は土井先生の還暦を記念して2008年に最初に行い,それ以来ほぼ毎年行ってきました(昨年のように休んだ年もあります).土井先生のファンの集いというような,特にはっきりした定義がない会で,土井先生をお迎えして1時間くらいお話を伺う,ことだけ満たせば,何をしてもよい会です.最初の2008年は海外から著名な招待講演者を何人もお招きしてかなりちゃんとした国際会議をやりました.その後はホテルの一室を借りて食事会をしつつ2−3人がプレゼンしたこともあり,温泉に泊まりがけでやったこともあり,土井先生が北京に移られたときは北京で国際会議にしたこともあります.今回は増渕が工学部3号館に戻りましたので(もともと土井研は工学部3号館の北館最上階の西の端にあったのです)関係各位への増渕研のお披露目も兼ねて332講義室で行いました.

内容は上記のプログラムにあるとおりですが,土井先生のお話につづいて土井研関係者(卒業生および教員だった方)および増渕研関係者の話がありました.増渕研関係者とは山本先生と4年生2名です.4年生については,もちろん卒研はまだ完成していませんので,計画と途中経過をお話して参加者からご意見を頂きました.4年生は先日の報告会に続いて2回めのプレゼンでしたが,研究が進んで内容が伴ってきたこともあり,よいプレゼンができていました.

さて具体的な内容においては土井先生のお話が(当然といえば当然ですが)大変おもしろいものでした.CTM(Coin through Membrane)現象に関する理論です.冒頭の先生のご説明によれば,3次元で考えるからコインが通らないのだ,次元を上げれば通ることは不思議ではない,とか.まあ結局そんなことはないんですが.これができるゴム膜は100円ショップで売っていると山形の牧野先生が教えて下さいました.どこかで入手して,増渕研におけるレオロジーデモンストレーションの一つに加えたいと思います.

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