物理工学序論2019提出レポートを読んで

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物理工学科では1年生に対して物理工学序論というオムニバス講義を実施しています.この講義では物理工学科に属する全18研究室からローテーションで1コマの講義を提供するもので,その研究室が行なっている研究や,関係する研究分野について語ります.講義が最大で15回しかないので,18研究室のすべてが毎年登場するわけではなく,いくつかの研究室は休みになります.例えば増渕研も2017年は講義をしませんでした. さて物理工学序論では講義終了時にレポートの提出が義務付けられており,話を聞いて興味をもった研究室をいくつかあげなさいという要請があります.2−3つの研究室をあげている人が多いのですが,ありがたいことに増渕研の話に興味をもったという人が結構あります.2019年は30名くらいがあげてくれました.この数値は2018年とほとんど同じです. 物理工学科は80名くらいなので,そのうちの30名があげてくれるというのはありがたいことです.増渕のこの講義の内容はいうなればド定番の持ちネタであって,すでに様々なところで20回以上はやっており,それなりに練ってあります.よって,プレゼンとしても多少はわかりやすくなっているとは思われます. レポートの中身をみた上で理由について考察しますと,多分以下の2つが大きいと思われます. 1)話が簡単でレポートに書きやすい中学生や高校生にも聞いてもらえるようにしたレオロジーの基礎の話をしています.数式はなく,動画がおおく,身近な話がたくさんあります.レポートにはものすごく書きやすい話と思います.実際にレポート内容の多くは,講義の中で興味をもった箇所を短くまとめたものでした. 2)増渕が線形代数1をやっている線形代数1で顔出しが済んでいるため,親しみ(憎しみ?)をもって聞いてもらえる人が多いのではないかと思われます. 読んで嬉しいレポートもいくつかありました.たとえば増渕がよく言っている「レオロジーはノーベル賞は多分とれないが小銭は稼げて食いっぱぐれはない」というフレーズに触れてくれたひともありました.さらに明確に増渕研を志望したいとか,さらには研究室を覗いてみたいというものもありました. 聞いていただいてお分かりいただいたように,他の部屋とは随分違うので,機会があればぜひお越しください.研究室見学の日程は特に定めていませんので,いつおいでくださっても歓迎します.講義がなくても(むしろ講義がない期間の方が)歓迎します.1年生でも2年生でも歓迎します.(現在うちの部屋には,見学にきてその後しょっちゅう出入りして先輩たちの研究を覗いている未配属の学部生がいます.もちろん卒研での配属は約束できませんが歓迎します.)会議や出張でいないこともあるので,こちらのフォームから事前にアポ取りしてくださると確実です.  

線形代数1 2019前期の結果

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本年度は以下のような成績分布となりました. 評価:人数 S(90点以上):4 A(80−89点):19 B(70−79点):18 C(60−69点):9 F(40−59点):10 F’(40点未満):1 最高点は97点,最低点は15点,平均点は73点です.概ね昨年度と同じ結果ですが不合格者が多いのが気になります.分布が明確に二山になりました. アナウンスしたように問1ー問3の配点が高めになっており,これらを完答するとA判定となります.逆にいうと,これらの基礎的な問題で間違いがあると後ろで頑張っても評価は下がります.(ただし,そういう人はごくわずかで2−3人でした.) 評価がSからAの方は基礎的な事項は把握できていると思ってよいでしょう.Bより下の人たちは基礎があやしい状態です.線形代数2に進んでも困らないように復習してください. 相当甘くつけたにも関わらず水準に達しなかったのがFとF’の方々です.Fの方は追試があります.追試は他の線形代数のクラスと共通の問題となり,増渕のものよりも難しくなります.対象者には11月にアナウンスがあり,試験そのものは3月に実施されます.手続きしないと受験できませんので注意してください. F’の方は,あまりにも点数が低すぎて追試の対象にならなかった方です.過去にはそのような方はなかったのですが,今回は100点満点で15点しかとれておらず,追試対象者(40点以上)に該当しませんでした.この方には来年度も再履修いただくしかありません. 「LU分解を忘れた」と臆面もなく答案用紙に書いた人がいて唖然としました.adj A などもですが,講義でやった内容は教科書にない内容であっても習得してください.そうでないと講義の意味がありません.この講義では出欠はとりませんでしたので講義に出席されないのは自由ですが自分で学習するなら十分にお願いします.他の科目も同様です.

応用物性2019年前期の結果

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物理工学科4年生向けの選択科目,応用物性については,以下のような成績となりました.試験を欠席した方の他には落第者はありません. 再試験,追試験,レポート提出等の課題設定はありません. S:3名 A:3名 B:10名 C:6名 Sの人たちはよく理解しています.甘めに点をつけたのでAやBの中にもGibbbsエネルギーとHelmholtzエネルギーの理解について怪しい人がいたりします.ソフトマター固有の問題はともかく,自由エネルギーはどの分野に行こうとも理系で学んだものの常識として押さえておいてください.

新配属の方へ

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新しく増渕研に配属になった4年生の方は,4月4日のガイダンス終了後に速やかに増渕研のミーティングルーム(工学部3号館北館3階331号室)にお越しください.研究室ガイダンスののちに昼食会を兼ねた歓迎会を行います. 歓迎会は遅くとも3時には終了しますが,歓迎会ののちに研究室の机やパソコンの割り当てなどを行います.課題も早速与えられますので,夕方までの時間は確保していただく方がよいと思います.

卒研配属希望の3年生の方へ(2019年版)

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当研究室に興味を持ってくださり,ありがとうございます. 当研究室のオフィシャルな訪問日程は終了しました.2日間あわせて10名ほど来られました. 今後,見学を希望される場合は「こちらのページ」からお問い合わせください.研究室訪問の期間外であってもできるだけ対応します.ただし教員の出張などにより対応できる日程には限度がありますのでご理解ください. 研究室で行われている研究についての簡単な紹介は「こちら」にあります. 当研究室での生活などを知りたい場合は「こちらの記事」や「こちらの文章」もご覧ください.

線形代数1: 2018

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物理工学科1年生向け,線形代数1の成績分布は以下のようになりました. S: 5 A: 25 B: 16 C: 7 F: 6 欠: 1 昨年とほぼ同様の分布です.計算が煩雑なところがあったためか,Sが少なめです.C判定の人たちはかなりオマケしてCですので,十分復習して後の講義に響かないようにしてください.F判定の人たちは再試験です.2月か3月に実施されます.アナウンスに十分注意し,手続きを忘れないようにしてください. まず大問1の基礎的な問題をいくつか落としている回答がありました.計算間違いではなく演算の定義を知らないとしか思えない間違いでした.模擬試験や過去問にあった内容ばかりであり,知らないと今後の科目で困るので十分復習してください. 大問2においてはLU分解を連立方程式にバラして計算した例がありました.それではなんのためのLU分解かわかりません.また,逆行列の公式をつかって逆行列を計算している人がいました.印象に残ったのかもしれませんが,計算量が(やってみるとわかるように)多大であるためおすすめできません.掃き出し法がよいでしょう. 大問3の方程式のrankに関する問題は正答率が極めて高く勉強してあったようでした.しかし最後の条件判別を間違えている答案がいくつかありました. 大問4−6は解ける人にとっては極めて容易な問題だったはずですが,例年通りあまり出来はよくありませんでした.今後,線形代数を使う局面であったり,あるいは大学院の試験などではこのように行列の要素が具体的には与えられない問題を考えないといけません.手がつけられなかった人は後からでも検討してください.

応用物性(2018前期)

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2018年前期の応用物性(物理工学科4年生選択)の成績分布を示します.この講義は増渕が担当するようになってからソフトマター物理学の平衡論を扱っています.話題としてはスポーツドリンク,おかゆ,牛乳,泡,液滴,ゴム,などで.それらの物性を統計力学で議論するという内容です. 以下のような成績分布となりました. 全受講者数:63名 S:5名 A:4名 B:2名 C:6名 D:0名 欠席:46名 名大物工ではソフトマターを扱っている研究室は多くないため,とりあえず受講登録だけしてみたが,途中で聞くのをやめた(あるいは最初から来ない)人がかなり多く,もう一つの飯田先生の講義に流れたようです.しごく妥当と思います. 成績の分布は2極化しています.SやAの方はもちろんBの方もこちらの意図を理解してくださっていることがわかる答案でした.一方でCの方は熱力学や統計力学の基本の理解に問題があるか,あるいは,そもそも講義に興味がわかなかったのではないかと思われる答案でした. なお増渕研配属の4年生については皆さんよくできていて,関心をもって聞いてくださったことがわかり,安堵しました. ちなみに昨年はこうなっていました.

予稿や卒論等を書くとき

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日本語の文章を書くときの内容なので日本語のエントリーです. 増渕の個人的な経験で恐縮ですが,高校までの国語がなまじ得意な人は,大学で理系の文章を書くときに苦労することがあるように感じます.高校の現代文で問題に出るような文章は,わかりづらく書いてあるものです.(わかりやすいと読解力を問えないから.)そういう文章をたくさん読ませられれば,そういう難解な文章が格調高いような気がして,自分が作文するときも真似します.さらに,その真似した結果として,作文や読書感想文で良い点を取ってしまうと,成功体験となり,その後もそういう文章を書くようになります.ところが,理系の論文やレポートで書くべき文章は,わかりやすさが一番です.相手の読解力によらず正しく読んでもらえるように書く必要があります. 高校までの国語ではあまり教わらないような気がする,わかりやすい文章を書く技術,について, このサイトに感銘を受けました.科学技術文を書くときは8−10はあまり関係ないかもしれない.また,5も状況によるかもしれない.けれどもそのほかについては完全に同意します.

線形代数1(2017前期)

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表題の科目の成績です. 受講者数61名 S 9 名 A 24 名 B 14 名 C 8 名 F 5 名 欠席 1名 Fの方は,相当おまけしましたが,それでも60点に達しなかったものです.計算間違いの他に基本的な理解に問題があります.十分復習してください.また,3月に再試験となり,再試験に合格すれば来年度再履修の必要はありません.再試験の対象者は自ら申請しないと再試験を受けられません.案内があるはずですが,ご注意ください. Cの方はかなりオマケした結果,ようやく通っています.Fの方々と同様に復習が必要だと考えてください. B以上の方々は概ね問題ないと思います.単なる計算ミスで点数を落としている勿体無い答案もかなりありました.しかしその一方で,B以上の答案の中でも,基本的な事柄の理解が疑われるものがいくつかありました.例えば行列の計算を通常の文字式の計算と混同しているもの(行列Aを分母にもってくるような書き方や,行列なのに数字の1と足し算するような書き方).配点の都合上Sになっている人の回答にもそういうのがありました. 線形代数は後期に2もありますし,その後も種々の科目で使います.つまづきがないようにお願いします. 追記:欠席の方は病欠だったとのことで追試験を実施しましたが再度欠席されました.このかたは3月の再試験対象とはなりませんので来年再履修してください. 追記2:授業評価アンケートの結果がきました.増渕に対する受講生の評価も示します. いずれも,4から1の4段階評価で,4が良い評価です.()の中は,4から1を答えた受講生の数です. *担当教員の熱意や工夫を感じたか(35:14:2:0)スコア3.7 *意見等を伝えたり質問する機会はあったか(22:20:8:1)スコア3.2 *教材,教授法は適切だったか(24:25:2:0)スコア3.4 それぞれ全学教養科目の数学の平均は3.2,2.8,3.1,なので,合格点だと自画自賛します.