マランゴニ効果の応用:トイレの物理

Posted Leave a commentPosted in LifeLog, Micellaneous, Rheology

B4の平山くんから教えてもらった,マランゴニ効果の応用例がすごいという話. ウチの研究室では週1回,土井先生のソフトマター物理の本を輪読しています.山本先生がガイド役で,ウチの部屋の4年生二人と,松下研からのゲスト松島さんが読んでくる,という形です.本の中でマランゴニ効果の話になり,身近な例や応用として何かないだろうか?との議論になりました(増渕は参加していないので,伝聞です). マランゴニ効果というのは界面張力の不均一により流れが駆動される現象です.wikipediaには半導体を作るとき悪さをする,と書いてありますが,少なくとも我々には身近ではありません.どこかのwebに味噌汁でできるモクモクしたパターンがマランゴニ効果に関係ある,と書いてあるらしいのですが,これは熱対流ですよね多分. そうしたら先週,平山くんが,「マランゴニの応用があった!」と言うではありませんか.これがトイレの洗剤スクラビングバブルというもの.このwebページを是非みてください.考えついたヒトは偉大.CMで便器が一気にコーティングされるような描写があって,マランゴニだと気づかない自分はソフトマター物理をわかっていないと自己嫌悪に陥りました. ウチの部屋は学生と教員あわせて4名しかいないので,昼メシも仲良く一緒に食べるのですが,そんな昼メシ時に「汚物が既にくっついている場合はどうなるのか」「どうやって便器表面に保持するのか」等,汚くも楽しい話に花が咲いてしまいました.マジメに考えると,論文1報くらいには十分なりそうな話だなあと山本先生もおっしゃっています. 来年はだれかトイレの物理をやるかもしれません.