名古屋大学物性談話会 講演者:桂木洋光教授

講演者:桂木洋光教授 大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻 開催日:2023年4月26日水曜日 15:00ー16:30 開催地:名古屋大学VBLベンチャーホールとZoomのハイブリッド形式 講演題目:固くて柔らかい粉体でつなぐ宇宙・地球・生物・物理 要旨:散逸を伴う固体粒子群として定義される粉体は,惑星形成や固体天体表面地形,地球上の生物生態等の多様な現象に関わる重要な物理的要素と言える.また,自然現象の他にも食品工学や鉱工業をはじめとした様々な産業応用シーンにおいても粉体は重要な構成要素となる.本講演では,特に粉体と惑星科学的現象や生物生態との関係,粉体傾斜の緩和過程等について我々が最近取り組んだ実験的研究について紹介する. 共催:豊田理化学研究所 参加希望の方は登録フォームよりご登録ください。 後日,登録ご登録頂くメールアドレスにZoomリンクを送付致します。 登録期限は4月19日と致します. 問い合わせ先:名古屋大学増渕研究室,仲井文明 メールアドレス:nakai.fumiaki.c7@s.mail.nagoya-u.ac.jp […]

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Physical Review Eに論文を投稿しました

こんにちは。ふみあきです。初めて書いた論文がPhys. Rev. Eにアクセプトされました。 論文の内容 流体中に小さな粒子を浮かべたら、粒子はあたかも生き物のように運動します。この運動は、高校でも習ったようにブラウン運動と呼ばれています。ブラウン運動は、たくさんの流体分子が粒子に衝突することによって生じる運動で、多くの場面においてランジュバン方程式という式で記述されます。 しかし、粒子と流体分子が数回しか衝突しないような短い時間スケールで粒子の運動を観測する場合、ランジュバン方程式は使えません。そのような短い時間の運動を調べる際は、粒子と流体分子の「衝突」に立ち返って考える必要があります。今回投稿した論文では、シンプルなモデルを設定し、「衝突」の観点から粒子の運動を解析しました。 具体的な内容は以下からご覧下さい。 F. Nakai, Y. Masubuchi and […]