Physical Review Eに論文を投稿しました

crop young businesswoman using laptop while drinking tea at home

こんにちは。ふみあきです。初めて書いた論文がPhys. Rev. Eにアクセプトされました。

論文の内容

流体中に小さな粒子を浮かべたら、粒子はあたかも生き物のように運動します。この運動は、高校でも習ったようにブラウン運動と呼ばれています。ブラウン運動は、たくさんの流体分子が粒子に衝突することによって生じる運動で、多くの場面においてランジュバン方程式という式で記述されます。

しかし、粒子と流体分子が数回しか衝突しないような短い時間スケールで粒子の運動を観測する場合、ランジュバン方程式は使えません。そのような短い時間の運動を調べる際は、粒子と流体分子の「衝突」に立ち返って考える必要があります。今回投稿した論文では、シンプルなモデルを設定し、「衝突」の観点から粒子の運動を解析しました。

具体的な内容は以下からご覧下さい。

F. Nakai, Y. Masubuchi and T. Uneyama, “Short-time dynamics of a tracer in an ideal gas”, Phys. Rev. E 102, 032104(arXiv)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください