日本語の文章を書くときの内容なので日本語のエントリーです.
増渕の個人的な経験で恐縮ですが,高校までの国語がなまじ得意な人は,大学で理系の文章を書くときに苦労することがあるように感じます.高校の現代文で問題に出るような文章は,わかりづらく書いてあるものです.(わかりやすいと読解力を問えないから.)そういう文章をたくさん読ませられれば,そういう難解な文章が格調高いような気がして,自分が作文するときも真似します.さらに,その真似した結果として,作文や読書感想文で良い点を取ってしまうと,成功体験となり,その後もそういう文章を書くようになります.ところが,理系の論文やレポートで書くべき文章は,わかりやすさが一番です.相手の読解力によらず正しく読んでもらえるように書く必要があります.
高校までの国語ではあまり教わらないような気がする,わかりやすい文章を書く技術,について,
このサイトに感銘を受けました.科学技術文を書くときは8−10はあまり関係ないかもしれない.また,5も状況によるかもしれない.けれどもそのほかについては完全に同意します.