少し前ですがMITからこのような論文が発表されました. さすがMITというかプレスリリース用の分かりやすいページもあり,きれいなビデオまで作られています.
この論文では,固まる時の膜厚を導出する式が出されています.この式は,膜厚がコーティング液が固化する時間と,コーティング液が垂れ流れる特徴時間が等しくなるところで決まるという考え方で導出されています.(この考え方は,先日複合材料学会で山本先生が発表された高分子のプレス成形の理論と同じです.)
当該の理論では,コーティング液はニュートン流体とされており,またコーティング液の固化は単に時間だけで決まるとされている,など,突っ込みどころは色々あります.が,チョコレートコーティングというターゲットのわかりやすさと,実験とうまく合わせているところが上手だと思います.