投稿論文のその後

しばらく前にこういう記事を書いて,論文3本投稿したことをお知らせしました.

その後,2本はほぼ思った通りに採用になり,現在はゲラ刷りを待っています.この状態になると,submitted から accepted とか in publication とか in print  とかになります.(この3つの状態の違いはイマイチ分かっていませんが,厳密にはエディターから掲載するけど直しなさいよ,という状態がaccepted,この状態で掲載しますよ,という状態がin publication,ゲラができたら in printかなと思っています.)

さて問題は残る1本で,major revision判定です.つまり,直しなさいよ,直した後でもう一回掲載するかしないか決めるから,ということです.この状態は under reviewとかになるでしょうか.この判定になることはよくあるのですが,今回はちょっと困っています.というのも,論文の内容にかかる研究をしてくれたのがドイツの学生さん(だった人)だからです.この人は卒業してしまって,研究に時間が取れないし,物理的にも研究できる状態にありません.自分の研究室の学生さんであれば,実験ノート(実験ノートは研究室の資産ということになっているので,学生さんが卒業するときには原本は研究室に残していただくことになっています)や生データ(学生さんが卒業するときに残してもらうパソコン内のデータ)を参照もできるし,更に必要があれば再実験とか再計算はやれなくなはい.

いずれにしても卒業してしまってからでは論文の改訂も大変です.英語だけでなんとかなればいいけど,追加のデータが必要となると厳しい.今回はもともとデータが足りないかなあと思っていたし,査読者からのコメントも納得できるものが多い.残念ながら一旦取り下げるしかないかなあと思っています.取り下げた後どうするかは別の問題として残ります.自分でプログラム組み直して計算し直すしかないかなあ.

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