谷口貴志先生ご来訪

 7月17日(金)に京大から谷口貴志先生がおいで下さり,(田中先生と同じく)またもや応化での集中講義をなさいました.内容は相分離の平衡論とダイナミクスだったようです.ようです,というのは,増渕自身は講義や顕微鏡メンテナンスの業者対応などで聴講できなかったため,谷口先生にお昼ごはんをご馳走しつつ内容をお聞きしたからです.増渕研の4年生二人に聴講してもらいましたが,彼らにはとてもよい内容だったのではないかと思います.

 谷口先生と増渕は因縁浅からぬ仲です.これまで名大土井研で1年お互いが助手としてご一緒しただけでなく,山形大学では(在籍期間は重なっていませんが)同じ教授にお仕えし,さらに京大では同じCREST研究に携わりました.講義の後のセミナーではCREST研究「ソフトマターのマルチスケールシミュレーション」の発展に関してお話がありました.分子レベルの運動や構造をどのようにして材料のマクロな挙動につなげるかという問題で,支配方程式が異なる複数の計算を接続しなければならない.例えばNCCで取り組んでいる高分子コンポジット材料などは,マルチスケール問題の典型であると考えられています.現状ではまだ単純な系で考え方の確認を行っている段階ですが,ソフトマターを対象にしている研究者は日本では少ないのです.谷口先生のご講演の中では増渕にも宿題が出されてしまいました.解決されるべき課題は山積みですが,先生も言われていたように少しずつでも進めなければなりません.

 谷口先生も増渕もソフトマター物理をやっているので,増渕の実感として判るのですが,谷口先生には増渕は研究者として全く敵いません.お仕事の幅が広く,それぞれのお仕事にゴマカシがありません.先日の田中先生と同様に,今後もご指導をお願いしたい先生です.

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