新研究室の場所だ

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名古屋大学に転任することとなり,新しい研究室のスペースを割り当てていただきました.名古屋大学工学部3号館3階です. 私は名大工学部応用物理の出身で,卒業後にも助手として同じ研究室に戻ったこともあります.その時に自分がいたのは工学部3号館北館西側の最上階,最西端でした.割り当てられた部屋は卒業した懐かしい3階かとおもいきや,耐震改装をしたときに階の数え方を変えたんですね.昔でいうところの2階です.北側の東側なので,昔の土木工学科が入っていたセクションですね.エレベーターもついていますし,トイレも綺麗.講義室の中も綺麗で,鏡が池や付属高校が見える外の眺め以外は,ほとんど別の場所です. さて,部屋です.な~んにもございません.(どなたかが寝ていたと思われる布団はあったのですが.) 何も無いのはありがたいことです.ヘタをすればゴミを捨てるところから始める場合もあると聞きますから.これから実験台や什器を揃え,装置その他を京都から移し…です.農工大から京大に移った時は,農工大の学生さんたちが手伝ってくれましたが(大感謝),今回は人手が少ない…しかし,農工大のときとは大きな違いがあります.農工大では使わせていただいていた研究室を完全に空っぽにして明け渡す必要がありましたが,京大は渡辺研の食客でしたから,自分のモノを動かせばよいのです.そうでなければ…ゾッとします. 今後も折を観て様子をアップします.

分子膜の自己組織化とダイナミクス

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界面活性剤や高分子は、二次元膜を自発的に形成する特徴をもっています.その代表例は,食品や化粧品などに身近な泡です. 我々は,二次元膜のダイナミクスや構造を調べるとともに,どのように構造が形成(自己組織化)されるのか,そのダイナミクスはどのようなものか,を調べています.さらに,外場によって自己組織化現象をガイドする可能性も模索しています.

高分子ダイナミクスのモデル化

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高分子はプラスチック,食品,化粧品等として,身の回りにあふれている物質です. 高分子はブラウン運動していますが,その運動は物性に影響しています.たとえばヘアワックスは高分子の濃厚溶液ですが,高分子の運動が速すぎればヘアスタイルが保持できず,遅すぎれば髪に馴染みません.調度良い使いやすさは調度良い運動で実現されているのです. また,高分子の運動はプラスチックのように,分子運動が凍結されている材料でも重要です.高分子の運動は遅いため,プラスチック材料はほとんど平衡化されていません(フィルムを加熱すると収縮するのは平衡状態に戻っているのです).よって成形加工中にどのような状態で凍結されるかで物性は決まっているのです. 我々は高分子の長時間運動を解析し予測するため,実験を行い,さらに理論モデルと計算手法の開発を行っています.OCTAプロジェクトにも参加しています.

Simulating the Flow of Entangled Polymers

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Yuichi Masubuchi, “Simulating the Flow of Entangled Polymers”, Annual Review of Chemical and Biomolecular Engineering, 5, 11-33 (2014) DOI:10.1146/annurev-chembioeng-060713-040401 高分子ダイナミクスのシミュレーション技術に関してまとめたレビューです.字数制限があるため,シミュレーション技術と高分子科学については既知のものとして書きました.この分野でアクティブなグループの仕事は,自分の知る限りフェアにすべて入れました.お読みになりたい方はこちらから入手できます.無料ではアクセスできない場合はこちらにプレプリントをおいておきます.

おもしろレオロジー

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「おもしろレオロジー ―どろどろ、ぐにゃぐにゃ物質の科学」 (知りたい!サイエンス) 2010/6/25 技術評論社 増渕 雄一 (著) レオロジーの面白さをお伝えしようと書いた,縦書の啓蒙書です.レオロジーに関連する世の中の事柄を集めて書きました.残念ながら書籍体は絶版になってしまいました.Kindle版は「こちら」からどうぞ.